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幼児の歯が打撲等により根っこごと取れてしまったら
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2010.11月 幼児の歯が打撲等により根っこごと取れてしまったら

2010年11月 院長コラム

ねがみ歯科医院も開業して約半年が過ぎました。
皆様には 御贔屓して頂き感謝の気持ちで いっぱいです。
これからも もっと皆様の御期待に応えられるよう日々 精進していきたいと思う今日この頃です。
そこで、これからは時々コラムを追加して、皆様によりよい情報をお届けしたいと思います。

まず今回は 何を話題にしようかなと考えた結果、幼児の歯が打撲らにより根っこごと、とれてしまった時の対処について書きたいと思います。

根っこごと とれるのを脱臼と言いいます。

脱臼してしまった場合、まず歯を確保するのですが きれいに洗ったり、ティッシュに包んだりはやめて下さい。
歯の周りの繊維を傷めるからです。

理想は脱臼した本人の口の中で確保して頂くことなのですが、幼児の場合この方法は誤飲する可能性が高いためにお勧めできません。そこで牛乳(特に無調整)の中に入れて来院して下さい。破傷風などの予防接種がしてあれば再植処置を行います。

脱臼してから時間が早ければ早いほど、予後が良くなります。
だいたい2~3時間がわかれ目となります。


再植の後 一週間の間何事も無ければ安定してくるとは思います。(一週間の間に揺れる、痛いなどあると再植の成功率は低いです。)
また途中、歯の色が変色することがしばしばあります。これは歯の中の神経が死んでしまったことを意味しますが、まずは再植が安定するまでは経過観察で構わないです。
なぜなら再植のポイントは歯を口の中に残すことだからです。(永久歯が生えるまでのスペースを確保するということです。)